株式会社トミーウォーカーが運営するネットゲーム「SilverRain」のPC雪白ハクヤの日記帳。
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 【12】白い闇(前編)


朝方に近い時間に眠ったハクヤは、昼とも夕方とも付かない時間帯にようやく目を覚ました。
酷く落ち込んでいたとはいえ、居たたまれないやら、気恥ずかしいやらであまり布団から出たくない。
良将の蟲と応急処置のおかげで、腫れ上がっていた患部はひょこひょこと右足を庇う形にはなるが、壁に手をついたりすれば何とか歩けるまでに回復していた。
それでも巻かれた包帯を見れば負傷しているのは一目瞭然で、何も支えがないところを一人で歩くのは難しい。
昨晩言われたように良将に家まで送ってもらうことにし、布団の中で身じろぎながら、携帯で忍へ家にいるかどうか確認しようとメールを打った。
なるべく違和感が無いよう、気を配って文章を作り、何度か読み返して送信ボタンを押す。


―――返事はすぐに返ってきた。


慌てているのが分かる誤字だらけのメールを見て、申し訳なさよりも先に嬉しく思った自分が忌まわしい。



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2008⁄03⁄31 22:37 カテゴリー:SS
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 【11】Twilight(後編)


二度、三度、宥めるような言葉を投げ掛けられ、髪をぐしゃぐしゃにされ。


いつもなら子供扱いするなと噛みついたり、くすぐったいからやめろと暴れるか逃げ出すかするのだが。
酷く臆病になっているハクヤは鈍い反応しか返せず、どういう顔をしたらいいか分からず。
ふいっと視線を逸らし、どう返答しようかとまとまらない思考の中で足掻いていた。
強く拒絶して不快感を与えてはと躊躇い、かといってついていった後何かをきっかけに癇癪を起こして八つ当たりしてはそれこそ意味がないと逡巡し。


―――大した口実も思いつかず、申し出を断る事もできず、結局好意に甘える形になった。


肩かそうか、歩けるからいらねぇなどの押し問答をしばらく続けていたが、先ほどから右足に力が入らずどうしようもなくなっていて。
促されて腕を取られて、ようやく良将の肩に手をかける。
今更だと分かっていても、此処まで弱っている状態を見せるのは罰が悪い。
迷惑をかけている、呆れられているかもしれない、思い浮かべれば不安な要素がいくらでもでてくるからだ。
ゆっくりと重い足取りで良将が住んでいるアパートまで向かった。


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2008⁄03⁄27 23:38 カテゴリー:SS
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 三月の期末テスト結果


(ぐしゃぐしゃなテストがテーブルの上に置いてある)


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2008⁄03⁄18 20:15 カテゴリー:雑記 comment(0) trackback(0)
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 【10】Twilight(前編)


先ほど飲んだ栄養ドリンクのおかげか幾分体力が回復している。
最近よくちょっかいをかけている1つ年下の赤白半纏を着た少年、今江雅鼠に貰った物だ。
紫刻館入り口ですれ違った雅鼠に、あちこち薄汚れていたからか心配された上に限りある栄養ドリンクまで貰ってしまった。
悪い気がするが、感謝の意を込めて別れ際に髪をぐしゃぐしゃーっと撫で、何とか笑って送り出した。

右足を動かすと、まだ熱を持っており重みが増しているような気がしたが考えないことにする。
ブーツとズボンで隠れた足首はどうなっているのか分からないが、そんなに酷くはないだろうと思う。

痛くはない。熱くて重いだけだ。歩ける。

もう随分遅い時間だ、と携帯を見れば午前一時を回っていた。
そろそろ休んだほうが良いだろうと思うのだが、最近寝泊まりするのに利用していた場所は生憎少し遠いし、こんな状態で家へ帰るつもりもない。
鏡を見なくとも分かるほど酷い顔をしているのに、帰ってしまえば忍に心配をかけてしまう。
いろんな面で心配をかけてしまっているが、せめて、せめて身内のことでだけは忍に負担をかけたくないのだ。
近場に休めそうな場所はないかと立ち止まるが倦怠感が緊張感を呑み込み思考がまとまらない。

―――だから、背後からガッと誰かに後ろから組み付かれるまでその気配に気づけなかった。


「―――っ!!!!!」


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2008⁄03⁄16 15:36 カテゴリー:SS
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 【9】重ねては目を背け


ホテルであの男と接触してから数日、毎日のように気怠げな足取りで向かうのは駅だ。

兵庫県、神戸市のゴーストタウン「紫刻館」。
鎌倉からは四時間前後かかる遠方だったが、その方が都合が良い。
雨風がしのげて、それでいて遠い。見知った相手に遭遇する確率が減るだろうと判断を下した結果だった。

誰かとGTを回るのは好きだ。
けれど、今は外面的にも、内面的にも調子が悪い。
こちらに来てようやく増えた繋がりが自分の勘違いじゃなければいいと怯えているような状態。
薄汚い感情ばかりがぐちゃぐちゃに交じっているような。
誰かに会いたい、誰にも会いたくないと矛盾した願望は浮かんできては消えていく。
結局どうしたいのか分からないまま、もともと気持ちの整理を上手くできる方ではなかったので考えることを放棄した。

目的の神戸駅へ電車が到着したのは23時半。
深い漆黒の世界の中、歴史を感じさせる貿易港の北部に連なる山中に一軒の洋館の廃墟がみえてくる。
上着から取り出したカードを手に取ると、呻くように呟いた。





「―――イグニッション」

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2008⁄03⁄11 16:01 カテゴリー:SS
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 【8】Vanity


しばらく家に帰れないからと忍に告げて数日。
鬼依頼を終え、重傷を負った仲間を気遣い、共に戦った仲間と解散し、鎌倉へ帰還する途中ハクヤは指定されたとあるロイヤルホテルにいた。

わざわざ状況を聞くためだけにホテルで接触を求めるあの男の態度にうんざりする。
今忍とハクヤが正しくは忍にあの男が貸し与えている家に訪れず、また実家まで呼び出さないのは、勿論ハクヤのためではない。
同居している忍が訝しく思わないためであろう。
ハクヤが忍と同居することにあの男は酷く都合悪そうに表情を歪めていたのを思い出す。
最終的に許可をだしたのも、1つは忍の口添えがあったからだ。
・・・1つは。

本当に外面だけはいい、とハクヤは胸の内で悪態を付きながら、最上階で動作を止めたエレベーターから下り部屋の前で番号を確かめる。ここだ。
・・・依頼を終えた後休む間もなく赴いたせいで、ハクヤの身体からまだ疲労は抜けてない。
ノックをしようと気怠く腕を上げたが、見計らったかのようにドアが開いた。


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2008⁄03⁄07 20:34 カテゴリー:SS
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 鬼退治を終えて


鬼依頼から帰ってきたぜ!!


狂鬼動乱~BreAKDown InnoCEnCe


小鬼に一体ずつつくっつーのは連携防ぐのに通じたみてーでホッとした。
三体に集中攻撃されてたら危なかったよなー。
あの麻痺毒も前衛全員が一気になったりしなくてよかったぜ。
・・・お、俺はちょっと喰らったけど。
まだ微妙に身体微妙に痺れるっつーかあの子鬼野郎!!
守備寄りだったからちょっと時間かかっちまったけど、それでも回復ギリギリとかどんだけ凶悪なんだよあの鬼。
ほんと、回復担当のやつには感謝だよな!すげー助かった。
勿論、大鬼班も小鬼班で一緒だった奴もな!
大鬼食い止めてくんなかったら、小鬼片付ける前に大鬼に攻撃されちまったり、小鬼ほっといたらそれこそ、最悪なことになってたかもしんねーし・・・。

そういやあの大鬼やっぱ気塊特化だったみてーだな。
気塊特化相手に気塊攻撃は効きにくいっつーか・・・。
最後はこっちの連携が上手く決まってよかったぜ!!

みんなマジでお疲れー!
怪我しちまった二人は安静にな!!








・・・、あー、さて、と。
明日か。






2008⁄03⁄06 01:07 カテゴリー:雑記 comment(0) trackback(0)
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 【7】フリージア


―――忍は甘いモンも好きだけど花も好きだよな。

―――え?ほら、綺麗だしそれに、花言葉って素敵だと思わないか?




一度家に帰った後、ハクヤは忍に話しかけるタイミングを伺っていた。
カフェを休むと蜜琉に既に伝えたが、忍には加えてしばらく家へ帰れない旨を伝えなければならない。
どうしようか、と忍の背中を見つめながら考えあぐねていると、おもむろに忍が振り向いた。


「・・・ハクヤ?」


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2008⁄03⁄01 00:50 カテゴリー:雑記
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雪白ハクヤ

Author:雪白ハクヤ
性別:男
職業:クルースニク×魔剣士
誕生日:11月8日


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