株式会社トミーウォーカーが運営するネットゲーム「SilverRain」のPC雪白ハクヤの日記帳。
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 桜の軌跡は何処までも


北国の最後の桜を見に出かけたのは五月の中旬頃。
既に鎌倉では新緑が顔を覗かせる時期だというのに、そこは一面八重紅枝垂れの花が咲き誇っていた。


「ほらハクヤ、花びらが舞って凄く綺麗!」


先日紆余屈折もあった中、想いを伝えた相手、忍を桜のトンネルの端をゆったりと歩きながらみつめれば、ひらひら舞い落ちる花びらへ楽しそうに手を伸ばしている姿に此方まで楽しくなる。
どちらかというとハクヤは花より団子な価値観だが、舞う花びらの中を忍と一緒に歩いていると花も悪くもないかと思う。
忍が喜んでいるからというのも理由の1つだが。





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2008⁄06⁄02 03:06 カテゴリー:SS
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 【終章】瞬く光


家に帰って、お風呂に入って冷え切った身体を温めた翌日。
晴れやかなそれでいてくすぐったい気持ちで忍と朝食を食べた。
しきりに目があって、照れくさく笑い、笑い返される。


「・・・あの、さ。マジだよな?」


椅子に座った足をぶらぶらさせながら、ちらちらと忍を見やる。
もう一度だけ確認したかった。
自分の臆病さが招いた幻聴や夢想でないだろうかと、起きたときから落ち着かなくて。


「ハクヤは心配性だなー」


卵焼きを口に運んでいた忍ははたと箸を止めて、眉を下げて笑う。


「しょ、しょうがねーじゃん。なんつーかここ数日ぐちゃぐちゃだったし、忍も帰った後態度あんま変わ「好き」


凄い勢いで箸を落とした。ハクヤが。


「一個だけの好き。ほっとけないというかええっと、髪も、目も、声も、好きだし。えっとそれか・・・」

「ぬあぁー!!!? ちょ、ま、し、しの・・・タンマ!タンマ!!わかった!俺が悪かった!!!!」

「えぇぇー。ハクヤだって俺が困っても言うのに!」

「言うのと言われんのだと破壊力が違うのがよく分かったんだぜ・・・。あーっと、その、わかった。よくわかった。もう勘弁して」

「・・・今日はハクヤの方が真っ赤だなっ」

「・・・あ、赤くとかなってねーし!!」


顔が熱い。何故か嬉しそうな忍に怒ることも出来ず、左手で顔を覆う。
すると、忍が頬を紅潮させてそれからちょっとだけはにかんで笑っているのが指の間から見えた。


「・・・ふふ」

「・・・へへ」


ああもう、そうとも単純に嬉しい。
あっという間に顔が崩れた。
ぱくぱくといつにも増して調子よくご飯を口に放り込む。
いつもより美味しい気がする。

1つだけの好き。
忍はそう言ってくれた。
あんなにも手を伸ばして渇望していた存在が手を伸ばし返してくれたことがこんなにも幸せだったとは。
ご飯と一緒にその幸せも噛み締めてみる。
やっぱり幸せだった。


「あ、今日は早めに出るんだぜ。ちょっと最近会ってなかった奴に会ってくる」

「うん。今日はハクヤ早起きしたものなっ」

「ちょ、珍しそうに言うなよ!忍はゆっくりしてていいからな!」

「うん」

「・・・後で来るよな?」

鞄を肩に担いで廊下へ出ようとした矢先、思わず忍の方を振り向いて確認する。


「行くから大丈夫っ!」


耐えかねて笑ってしまった忍に形だけ怒って先に家を出た。
いってらっしゃいと、背中越しに柔らかい声を貰って。

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2008⁄05⁄01 23:28 カテゴリー:SS
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 【15】比翼の鳥



・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・



「あ、えっと・・・、」


しばしの沈黙―――ハクヤにとっては途方もない時間のように思えたそれ―――の後。
忍は呆然と瞳を見開き言葉を濁し、同時にハクヤはやはり伝えるべきではなかったと至極簡単に胸を押しつぶされそうになるぐらい後悔した。
まるで心臓に錘を付けられたような鈍痛が走る。
この場から逃げ出したい気持ちに駆られ、冗談だと誤魔化して顔を背けたかったが、今だハクヤは忍のたおやかな両手に捕まったままで。
振り払うなんて出来るわけがない。


「・・・った」


ぽつっと呟いた忍の声に、動悸が速くなり、様々な予測がハクヤの脳裏を錯綜した。
思い浮かぶのはどれもが絶望的な答えばかりで、今まで築いてきた関係ですら居られなくなったらどうしようと身体が微かに震える。



だが、忍の言葉はハクヤが予想していたモノとは全く違ったモノだった。


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2008⁄04⁄27 20:41 カテゴリー:SS
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 【14】緋色ノ月


月をあげると言われたら。

欲しいのは夜空に浮かぶ月ではなくて―――、






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2008⁄04⁄19 00:10 カテゴリー:SS
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 【13】白い闇(後編)


―――熟れすぎた果実を囓るように

―――弱い自分に甘え続けていた














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2008⁄04⁄08 23:48 カテゴリー:SS
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プロフィール

雪白ハクヤ

Author:雪白ハクヤ
性別:男
職業:クルースニク×魔剣士
誕生日:11月8日


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